ロゴ ミラノサテリテと世界で活躍中のデザイナー吉岡徳仁

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ミラノサテリテと世界で活躍中のデザイナー吉岡徳仁

ミラノサテリテは新人デザイナーの登竜門です。若手デザイナーが作品を紹介できる場として、若手デザイナー専用に設けられるスペースがsatellite8(サテリテ)です。ミラノサローネにはマスコミはもちろんですが世界の各国からバイヤーやデザイナーが集まります。ミラノサローネには来場者が30万人ぐらいが来場するため、このサテリテこそが若手デザイナーが自分の作品を世に送り出すためのチャンスの一つになっています。

サテリテに参加したい

参加するにはまずは申し込みが必要です。サテリテを主催しているCOSMITコズミットという団体のホームページからエントリーします。もちろんコズミットの募集要項に従って、必要な書類を送りあとは当選の連絡を待ちます。

まずはエントリー

コズミットの書類審査に合格すると、合格通知と書類が送られてきます。サテリテの規約などが書かれていますが、イタリア以外のエントリーには英語の書類が送られてくるはずですが、イタリア語の書類が混じって入っていることもあるそうです。

そしてサテリテでのブースの割り当て位置や設備や施行などに関する書類が送られてきます。ざっくりとした内容の書類になっているので、サテリテに参加したいと思っているのであればサテリテは事前に見ておくべきだといえるでしょう。

日本から参加するには作品の輸送になるので、梱包する工夫などが必要になります。そして税関審査があるので、ミラノサローネの時期は税関も忙しくなります。遅れてしまうことも十分に考えて日本から発送しましょう。そして、最悪のケースも想定して荷物が届かなかった場合はどうするか。といった点も含めて考えるほうが安心です。

大いに刺激を受けること間違いなし

国際見本市はミラノサローネだけではありませんが、やはり規模といい訪れる来場者の数では一番はミラノサローネです。せっかくたくさんの来場者が自分の作品を見てくれるチャンスです。初日には世界中のマスコミが作品を見に訪れます。日本はもちろんのこと、ヨーロッパ・アメリカ・中国といった世界各国の建築関係やインテリア関係そしてファッション関係などマスコミのジャンルもいろいろです。そんなジャーナリスト達にも紹介するためにも、説明を簡潔にするといった工夫と人目を引く工夫が必要になります。

ミラノサローネには出展するデザイナーだけではなく、多くのデザイナーも訪れます。見本市を訪れる一般来場者も、デザインやアートなどに興味がある人たちが訪れます。そんな意識の高い人たちと言葉を交わすことで大いに刺激を受けることは間違いないでしょう。

日本を代表するデザイナー吉岡徳仁

世界で活躍する日本を代表するデザイナー・吉岡徳仁さんは、ミラノサローネ2014で「MARBLE ACROSS TIME」でアーティストのひとりとして招聘されました。そしてそこで吉岡さんが発表したのは「Agravic」というタイトルの「宇宙のテーブル」です。巨大な大理石がまるで重力を感じることなく、無重力のように空中に浮遊しているように感じるテーブルになっています。まさに芸術ともいえるテーブルが発表されました。

吉岡さんの作品の数々は、世界の主要美術館のニューヨーク近代美術館、クーパーヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラデザインミュージアムなどの主要美術館で永久所蔵されています。その活躍ぶりは日本はもとより世界で高い評価を得ていて、2007年のニューズウィーク日本版では「世界が尊敬する日本人100人」のひとりにも選ばれているほどです。活躍しているフィールドは、多岐に渡っています。プロダクト、空間、パッケージ、建築といったプロジェクトを手がけています。

そして、イタリアの高級家具ブランドのカッシーナ、ドリアデ、カルテル、モローゾなどとも契約しているほか、ミラノサローネでは吉岡徳仁とLexus、SWAROVSKI、MOROSOなどとインスタレーションを発表しています。もはやデザインの領域を超えているため、吉岡徳仁のアートとして世界で高く評価されています。

吉岡徳仁代表作

吉岡徳仁さんが世界から注目されたのは、2001年に発表された「Honey-pop」紙の椅子です。この作品から注目を浴びることになり、それから次々とデザインを発表しています。「ToFU」ヤマギワの照明、au design projectの携帯電話「MEDIA SKIN」、iida「X-RAY」、SWAROVSKI Crystal Palaceのシャンデリア「STARDUST」「Stellar」、スツール「Eternal」、繊維の構造体を釜で焼き上げた「PANE Chair - パンの椅子」をデザインしています。

光学ガラスのプロジェクトは2002年から手がけている「Water block」「雨に消える椅子」、そして「Waterfall」は世界最大の光学ガラステーブルです。「Water block」はパリのオルセー美術館に常設展示されています。

その他にも、世界のSWAROVSKIショップのコンセプトと、銀座のフラッグシップストア「SWAROVSKI GINZA」のデザインをはじめとして、ISSEY MIYAKEとは20年以上に渡って多くのショップデザインを手掛けています。それ他にもパッケージデザインも手がけているため、若い女性に人気のコスメティックブランドのRMKやSUQQUのパッケージデザイン、ショップデザインも手がけています。

空間デザインを手がけるのは、TOYOTA、HERMES、LEXUS、プジョー、NTT、BMWなど、業態を超えてまたデザインの分野も幅広いフィールドで活躍しています。

受賞歴

  • 平成9年:1997年・・・日本: JCD Design Award大賞
  • 平成12年:2000年・・・アメリカ: I.D. Annual Design Review
  • 平成13年:2001年・・・アメリカ: I.D. Annual Design Review
  • 平成13年:2001年・・・ドイツ: A&W Award The Coming Designer for the Future
  • 平成13年:2001年・・・日本:桑沢賞
  • 平成14年:2002年・・・日本: 2001年度毎日デザイン賞
  • 平成17年:2005年・・・フランス: Talents du Luxe
  • 平成19年:2007年・・・日本: 第57回 芸術選奨新人賞
  • 平成19年:2007年・・・日本: BVLGARI Brilliant Dreams Award 2007
  • 平成19年:2007年・・・ 2007年 グッドデザイン賞金賞
  • 平成19年:2007年・・・アメリカ: Design Miami/Designer of the Year 2007
  • 平成20年:2008年・・・イギリス: Wallpaper Design Awards 2008/ Best furniture designer
  • 平成20年:2008年・・・香港: 2008年 Design for Asia Award (DFA Award) / Grand Awards 2008
  • 平成21年:2009年・・・イタリア: Elle Deco International Design Awards / Designer of the Year 2009
  • 平成22年:2010年・・・アメリカ: The 100 Most Creative People in Business 2010
  • 平成22年:2010年・・・2010年 Artist of the Year / TOKYO Design & Art ENVIROMENTAL AWARDS
  • 平成23年:2011年・・・ドイツ: A&W Architektur & Wohnen/Designer of the Year 2011
  • 平成24年:2012年・・・フランス: Maison & Objet/ Creator of the Year 2012