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ミラノサローネは世界最大級の家具見本市

「ミラノに行く」と聞くと、ファッションショーを連想します。インテリアデザイン関係者や住宅業界関係者にキッチンといった住宅設備関係者、そして家具関係の人たちが「ミラノに行く」となると、それは「サローネに行く」ことを意味していて、世界最大級の家具見本市【ミラノサローネ】に行くことを意味しています。【ミラノサローネ】というのは他にもあるイベントの「サローネ国際家具見本市」「サローネ国際キッチン見本市」「サローネ国際オフィス見本市」「サローネ国際バス・トイレタリー見本市」「サローネ・サテリテ」(若手デザイナー専用)「サローネ国際照明機器見本市」といったいくつかのイベントの総称が【ミラノサローネ】という国際的なイベントです。

ミラノサローネ

場所はイタリア北部の商業都市ミラノ郊外で行われます。ミラノサローネは毎年4月に開催されていますが、隔年で「サローネ国際照明機器見本市」と「サローネ国際キッチン見本市」が交互に開催されています。世界からミラノサローネを訪れる人は増えつづけていて、2012年に会場を訪れた人は約33万人です。そのうち約19万人の人たちはイタリア以外の国からの来場者でした。

これだけ大勢の人たちがミラノサローネへ来場しますが、会場の広さもとてもじゃないですが1日で廻れるような会場の広さではありません。東京ドーム11個分の幅0.57km、奥行き12km展示面積が約21万平方メートルなので、東京ビックサイトの全館展示面積の約3倍近い広さでの展示になっています。

発展した理由

世界最大級の家具見本市はドイツのケルン国際見本市でしたが、1961年にミラノ・サローネが開始されてからあっという間に世界最大級の国際家具見本市に成長しました。「サローネ国際キッチン見本市」へ日本の企業「TOTO」「リクシル」「パナソニック」「キャノン」「東芝」「パナソニック」などが出展していることから、ミラノ・サローネの影響力を感じてもらえるかもしれません。

イタリアには昔からたくさんの家具工房や家具メーカーが集まる国でした。大手家具ブランドだけではなく、椅子の脚だけを製作する工房やソファの張りだけをするといった専門の企業があります。小さなメーカーや小さな工房などが年に1度集まることでお互いの顔を知り、顔をつなぐことで商業的な交流を図って家具産業を活性化させようとする見本市としてスタートした事が始まりました。

そして約30年ほど前から世界に向けて国際見本市となりました。そしてこのミラノ・サローネに世界から人々が集まるようになったのは、ミラノの中心地でもありシンボルでもある大聖堂「ドゥオーモ」の隣にあるデパートの「リナシェンテ」でキャリアを積んだ人材が、ミラノ・サローネの運営に関わるようになってからです。デパートで培った人を惹きつける運営スタイルが功を奏しました。良いものを作っても、作っているだけではなく、「リナシェンテ」で培ったマーケティングの視点と流通が加わったことで、ミラノ・サローネは回を重ねるたびにパワーアップしてさらに魅力的な国際見本市へと成長して、世界中から多くの人たちが訪れる国際見本市へと成長しました。

6日間見てまわりましょう

ミラノサローネの会場は大きく2つの会場になっています。効率よく廻るには、イタリアを代表するインテリア雑誌インテルニが配布する小冊子をもらうことから始まります。専用アプリをダウンロードするとかなり効率よく会場をまわることができるでしょう。ミラノサローネの本会場はミラノ近郊のロー市です。こちらではオフィス家具やバス・サニタリー、キッチン、雑貨小物といったものが一堂に展示されています。その他にも若手デザイナーが発表する新人の登竜門でもある「サローネ・サテリテ」もメイン会場で見ることができます。

もうひとつの会場は、ギャラリーやスタジオにショップといったミラノ市街地では、デザイナー個人やメーカーが独自に発表しているの入場料無料で気軽にいろいろ観るこができます。インテルニが主催する「フォーリ・サローネ」もこちらです。世界の最新デザインをいっぺんに体感できるのがこの期間中です。フォーリ・サローネでは気楽に触ったり体感することができます。6日間見て回ってももっと見たかった。と思わせる魅力がミラノサローネには溢れています。

2014年ミラノサローネ出展リスト~海外編

  • arflex・・・新製品を発表。Jean Nouvel Luca Nihettoにより作品。
  • Banci Firenze srl・・・フィエラ本会場で、ネオクラシック照明を展示。
  • Bonaldo spa・・・フィエラ本会場で、収納のほかモダンな椅子・テーブルを出展。
  • Riva 1920・・・「FUORI SCALA」を発表。これはKarim Rashidとのプロジェクト。
  • Paola Lenti・・・パオラ・レンティの世界を元修道院の建物を改修した空間に展開。
  • Kartell・・・「Preciou Kartell」をテーマに、カルテルの商品の中から従来のプラスティックを洗練された金属仕上げの素材として発表。
  • Karl Andersson &Soner ab・・・フィエラ本会場でカジュアル家具を展開。
  • moooi・・・会場はサヴォーナにある1700㎡の邸宅を利用してのダイナミックな展示会。美しくて刺激的な感動を与える環境が登場。
  • Moroso・・・本会場とモローゾショールームで出展。
  • muranodue・・・フィエラ本会場でモダン照明を出展。
  • Vitra・・・コンテンポラリーからは、バーバー・オズガビー、ジャスパーモリソンなどの作品が展示され、クラシックからはチャールズ&レイ・イームズ、アレキサンダー・ジラルドの作品が発表。
  • Poltrona Frau・・・フィエラ本会場とポルトローナフラウショールームで出展。
  • capdell・・・デザイナーズチェアを展示。
  • PESCSROLLO
  • Cassina・・・フィエラ本会場では新作の「Floating Forest」を発表。カッシーナショールームでは、マラルガンソファとECALのコラボレーション、シャルロット・ペリアンのLC4のルイ・ヴィトン限定エディション、SimonnCollezioneを展示。
  • cappellini・・・フィエラ本会場とカッペリーニショールームで出展。
  • MAGIS・・・フィエラ本会譲と、マジスショールームで出展。
  • REPUBLIC OF Fritz Hansen・・・フリッツハンセンショールームで出展。
  • driade・・・フィエラ会場で出展。
  • edra・・・フィエラ本会場で出展。
  • L'Antica Deruta snc.・・・フィエラ本会場で、テーブルや陶器小物、クラフトタイルを出展。
  • LABORATORIO DEL・・・フィエラ本会場おで、ビゼンチェ石材の家具を出展。
  • Rimadesio・・・フィエラ本会場で、収納システムとスライディングドアを出展。
  • Swarovski Lighting LTD・・・フィエラ本会場で、スワロフスキー照明を出展。
  • TONON&C SPA・・・フィエラ本会場でデザイナーズチェアーを出展。
  • trep-treppiu・・・フィエラ本会場で、スライドドアとドアを展示。
  • Tom Dixon・・・フィエラ本会場で、テーマは「CLUB」で新作の家具、照明、アクセサリーを展示。
  • Molteni&C・・・フィエラ本会場とフラッグシップストアで展示。新製品を発表。
  • Artek・・・フィエラ本会場で出展。
  • Usm U.Scharer Sohne AG・・・フィエラ本会場で、システムオフィスやシステム収納家具を展示。
  • VG VGnewtrend・・・フィエナ本会場で、アートとの融合したネオクラシックを発表。
  • 他多数

2014年ミラノサローネ出展リスト~日本編

  • teamLab・・・人々のふるまいによって変化するインタラクティブ(対話する)未来の家具「teamLab Digital Furniture」を発表。
  • ANTEPRIMA・・・ワイヤーバッグで人気のアンテプリマがアジアと日本との架け橋となるために、旬の日本を切り取ったふたつの企画展を開催。
  • JAPANESE TRADITIONAL THINGS・・・株式会社伊千呂が、建築家長坂常による新たな発想の照明やテーブルなどのコンセプトモデルを発表。
  • UMENODESIGN・・・PROMOTE design主催のFuorisalone「din design in」に参加。
  • FUKAGAWA-SEIJI・・・120年目の窒となる深川製磁のテーマは究極の青。青を発展させて日本の幽玄の世界を発表。
  • HOT &COLD-FABRICA FOR DAIKIN・・・ミラノサローネへダイキン初出展。HOT&COLDで、温度に対して新しい発見を紹介。空気美術館のような空間を展開。
  • nendo・・・天然木に木目プリントを重ねる独自の新作家具「print-chair」を展示。
  • KARIMOKU NEW STANDARD×Arabeschi di latte・・・Arabeschi di latteとカリモクのコラボレーションを発表。「Foods,Books and Furniture」のタイトルで家具に近づいて日常と同じような感覚を体験できるエキシビジョンを開催。
  • MARUNI COLLECTION 2014・・・フィエラ会場へ2度目の単独出展。上質な空間を演出するリビングアイテムを発表。
  • 燕三条 工場の祭典・・・ミラノサローネ期間中のイベント「SHARING DESIGN」から招待を受けて金属加工の産地、燕三条地域の13の工場が、ものづくりの現場を見学して体感するイベント。
  • LEXUS DESIGN AMAZING 2014 MILAN・・・第2回LEXUS DESIGN AWARDに入賞した12点の作品の展示と、デザイナー3組の作品を発表。
  • TOKYO DESIGNERS WEEK「TOKYO IMAGINE」・・・7年ぶりのミラノサローネ出展。TOKYOのもつコンテンポラリーな顔と江戸文化の東京、そのクリエイティブを伝えるエキシビション。
  • TOKUJIN YOSHIOKA・・・「Agravic アクラヴィック」(宇宙のテーブル)を発表。
  • Panasonic・・・Panasonic7年連続のミラノサローネ出展。住環境と自然が呼応する空間を大型引き戸とLED照明で表現。コンセプトは「SLIDING NATURE」。
  • YKK AP・・・初出展となる今回は、建築家ユニットアトリエワンと共に出展。窓をテーマにしたインスタレーションと共同研究成果を展示して「WINDOWSPACE」を開催。
  • CITIZEN・・・建築家・田根剛とデザインチームによるインスタレーション「Light is Time」をテーマに、幻想的な空間を時計全ての部品を支える基盤装置で創り出しています。
  • 宮崎椅子製作所・・・10にわたるものづくりのテーマを13脚の椅子とともに展示。
  • Ritzwell・・・フィエラ会場での展示で、新作を発表すると共に昨年好評だった人気アイテムを加えた全部で12アイテムを展示。